DJ DOC、15年ぶりのカムバックを予告。イ・ハヌルが金昌烈との葛藤を乗り越え完全体での帰還へ
DJ DOCのイ・ハヌルが、金昌烈との長年の葛藤を経て、15年ぶりとなる新曲リリースを予告。50代・60代を迎えた彼らが、過去の傷跡を乗り越え再び完全体として音楽界に帰還できるのか。
終わったと思われていたDJ DOCの物語が再び始まる。弟のイ・ヒョンベの死後、金昌烈と長年の葛藤を続けてきたイ・ハヌルが、ついにDJ DOCの完全体でのカムバックを直接予告した。15年ぶりの新曲発表を告げた彼の言葉には、過去の不和と歳月を越え、再びチームの名として戻るという意志が込められている。

イ・ハヌルは16日、自身のYouTubeチャンネルで公開したショート動画を通じて「今回の11月にDOCのシングルが15年ぶりにリリースされる」と明らかにした。ファンとのライブ配信の中で自然に語られたニュースだった。
彼は「DOCの音楽スタイルはDOCにしかできない。DOCスタイルはDOCスタイルだ。誰も真似できない」と自信を見せた。続けて「興味がなくてもいい。昔のレアアイテムだ」と言いながらも、自分たちが持つ音楽的な色彩だけは今でも有効であることを強調した。
特にイ・ハヌルは、単なる懐古主義的なカムバックではなく、歳月を正面から受け入れる意向をにじませた。
「年齢が50を超えても、60に近づいていても、ラップを聴いた時に良い音楽ができるということをお見せしたい」とし、「年を取った人は後ろに下がれ、ヤングフォーティ(Young Forty)やヤングフィフティ(Young Fifty)といった言葉を嫌う人ではなく、年を取っても良い音楽ができることを証明してみせる」と語った。
50代を超えたラッパーの帰還を、むしろ自分たちの新しいアイデンティティとする宣言に近い。若さそのものを競争力として掲げる音楽市場において、年齢を弱点ではなく勲章のように抱きしめるということだ。
何より関心を集めているのは、DJ DOCの完全体でのカムバックという点だ。
DJ DOCは、イ・ハヌル、金昌烈、鄭宰溶で構成されたグループである。しかし、彼らにとって過ぎ去った数年間は、音楽よりも葛藤の記憶が強く残っている。
イ・ハヌルは、弟であり45RPMのメンバーであったイ・ヒョンベが2021年に他界した後、金昌烈と公然と対立した。当時、イ・ハヌルは、イ・ヒョンベと金昌烈がゲストハウス事業を共同で行う予定だったが、金昌烈が立場を変えたことで経済的な困難が生じ、それがイ・ヒョンベの生活苦につながったと主張した。
イ・ハヌルの暴露後、二人は長い間連絡を断っていたことが知られている。単なるメンバー間の不和ではなく、家族の死と事業問題まで絡んでいたため、容易には修復できない葛藤だった。
その後、2024年に鄭宰溶も交えた場で三人が再び姿を現し、和解の可能性が浮上した。しかし、葛藤が完全に解消されたのかは依然として不透明だった。
実際に昨年12月、イ・ハヌルと鄭宰溶が金昌烈抜きで年末公演を行ったことで、再び不和説が浮上した。DJ DOCの完全体が再びステージに立てるのかという疑問も自然と大きまった。
そのような状況で、イ・ハヌルが直接「DJ DOC 11月のシングル」に言及したことは、非常に意味深事である。
もちろん、カムバックの発表だけで、三人の関係が過去のように完全に回復したと断定することはできない。イ・ハヌルも今回の動画で、金昌烈との関係がどのように整理されたのかを具体的に説明はしなかった。ただし、少なくともDJ DOCという名前を再び掲げられるほど、関係の糸口が開かれたという解釈は可能だ。
DJ DOCにとって今回のカムバックは、単なる新曲発表以上の意味を持つ。
1990年代と2000年代を代表した彼らは、いつの間にか50代を超えた。過去のように時代の流行を追い、若さを証明する必要もない。むしろ、時間が経過しても自分たちだけの音楽ができるのかを示すことが、今回のカムバックの最も重要な試金石となる見通しだ。
イ・ハヌルが「興味がなくてもいい」と言ったことも、逆説的に自信の表現として読み取れる。大衆の郷愁に期待して過去の栄光を再現しようとするのではなく、今のDJ DOCが依然として聴くに値する音楽を作れることを音楽で証明しようという意味だからだ。
何よりファンが気になるのは、音楽だけではない。長年の不和の中心にいたイ・ハヌルと金昌烈が、再び一つのチームとしてステージに立てるかどうかが最大の関心事だ。
15年ぶりのシングルをきっかけに、DJ DOCは過去の傷跡まで完全に修復できるだろうか。かつて誰よりも荒々しく正直だった三人の男たちが再び同じステージに立つならば、それは単なるカムバックではなく、長い時間の葛藤と喪失を乗り越える和解の場面となるかもしれない。
イ・ハヌルが予告した11月。DJ DOCが本当に再び戻ってくるならば、ファンが待っているのは単なる新しい一曲ではない。その三人が再び「DJ DOC」という名の下に立てるかどうかが、真のカムバックの完成点となる見通しだ。