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医師が『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の医療描写を審議申請 「現実を歪めている」と指摘

整形外科医を名乗るネットユーザーが、SBSのドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の医療現場や医療従事者の描写について、放送メディア通信審議委員会に審議を申請したと明らかにした。申請は13日に受け付けられたものの、表示上の処理状況は「受付待ち」で、審議結果は出ていない。

医師が『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の医療描写を審議申請 「現実を歪めている」と指摘
K-ドラマの資料写真

現職医師を名乗るネットユーザーが、SBSの金土ドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の医療描写をめぐり、放送メディア通信審議委員会に審議を申請したと明らかにした。申請画面に表示された処理状況は「受付待ち」で、審議結果は出ていない。

整形外科医だと紹介した申請者は最近、SNSで同作について放送審議を求めたと公表した。公開した受付画面によると、13日に「SBSドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の医療現実の歪曲および医療従事者の描写に関する審議要請」という趣旨の苦情が受け付けられた。

申請者は、回診を不要な雑務のように描き、医療従事者を無能な悪役として単純化することや、医療行為に伴う不確実性を顧みない演出が繰り返されていると主張した。劇的な緊張感を高めるための誇張は理解できるものの、この程度の描写では視聴者に医療現場について誤った認識を与えかねないと判断し、審議を求めたという。

同作は9日に初回が放送され、天才外科医ケ・スジョン役を演じるキム・ジウォンの力強い演技とテンポの速い展開で話題を集めた。視聴率は初回が11.4%、第2話が14.9%と上昇し、序盤から好調な滑り出しを見せた。人気が急速に高まるなか、作中の医療場面が実際の現場をどれほど反映しているかをめぐる議論も広がっている。

医療界の一部が問題視した場面には、鼠径ヘルニアの患者を緊急手術に回す過程、血圧すら測れないほど危険な状態の患者を扱いながら麻酔科の処置が十分に描かれない場面、心停止患者に300Jの除細動を行う場面などがある。一部の医療従事者は、実際の臨床状況と合わない、あるいは医療手順を過度に単純化していると指摘している。

医療監修に参加した救急医学科医師で作家のナムグン・イン教授の発言も注目された。同教授はSNSで、同作に現場監修として参加したと明らかにしていた。その後、ネットユーザーから医学監修を担当したのかと尋ねられると、自身は現場監修だったと説明。医学的に誤った部分が登場するなら、監修側と制作陣の間で意見が食い違い、監修内容が受け入れられなかったと考えればよい、という趣旨の返答をした。

ドラマは現実をそのまま再現するドキュメンタリーではなく、限られた時間で出来事を圧縮し、人物像を明確にするために状況を誇張したり、複数の過程を省いたりすることがある。一方、医療ドラマは一般視聴者が触れる機会の少ない手術や救急処置、医療従事者の判断過程を見せる。命に直結する医療行為が劇的な演出として扱われることで、視聴者が実際の医療手順を誤解したり、医療従事者に対して歪んだ印象を持ったりする懸念が出ている。

焦点は、作品がどれほど現実的に見えるかだけではない。劇的な面白さのための脚色をどこまで認めるのか、専門性を要する場面で制作陣が医療監修をどれほど反映すべきかが問われている。現職医師が審議を申請したことが明らかになり、同作の医療描写をめぐる議論は新たな局面を迎えた。苦情が実際の審議につながるのか、問題となった場面や制作過程について追加の説明が出るのかにも関心が集まっている。

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イ・チャンソク
メディアファイン グローバル · 代表・編集人

イ・チャンソクはMediafineの代表・編集人で、Mediafine Globalでは主にK-バラエティを担当し、K-POP、セレブ、K-ドラマの記事も執筆しています。

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