「ナホンサン」メンバーを大幅刷新、夏季合宿で破局説のコクンも上機嫌
MBCバラエティー「私は一人で暮らす」第654回は、レインボーメンバーを再編した初の夏季合宿を描き、新メンバーとの関係作り、ランダムビビンバ、チーム戦を通じて番組の集団リアリティー化を示した。
「ナホンサン」メンバーを大幅に見直した合宿で、破局説が取り沙汰されたコクンも明るい表情を見せた。

略称「ナホンサン」として親しまれるMBCバラエティー「私は一人で暮らす」は、レインボーメンバーの構成を大きく再編した流れの中で、「第1回レインボー夏季合宿」特集を通じ、新しいメンバーシップの構造と集団としての物語づくりに乗り出した。今回の放送は、従来の固定出演者を中心に積み上げてきた関係性の物語から一歩離れ、新たに加わった人物たちとの相互作用を前面に置くことで、番組フォーマットをどこまで広げられるかを試す構成となった。
3日に放送されたMBC「私は一人で暮らす」第654回では、レインボーメンバーたちがサンアムMBCに集まり、団体で移動した後、京畿道水原にあるユースホステルへ向かう過程が描かれた。移動の時間そのものが単なる場面転換ではなく、出演者同士が個別のやり取りを重ねながらインフォーマルな関係網を作っていく場として機能した点が目を引いた。これは、もともとの「一人暮らし観察バラエティー」という枠組みを越え、集団リアリティーとしての叙事を強める流れとして読むことができる。
現場では、ク・ソンファンが運転する車を中心に、即興的な食文化の共有が自然に生まれた。ジョイが用意した餅、ソ・ボムジュンが持ってきたパン、イ・ソンミンが差し出した桃は、単なる移動中の軽食にとどまらず、出演者のあいだに親密さを作る装置として働いた。リアリティー系バラエティーで繰り返し用いられてきた、食べ物を媒介にした結束形成の典型的な構造に沿いながらも、新メンバー中心へと構成が変わる局面で、関係がどのように立ち上がっていくのかという初期条件を視覚化した場面でもあった。
ユースホステル到着後に展開された「ランダムビビンバ」は、この回の中心的な場面となった。材料選びのばらつきは、出演者それぞれの個性を浮かび上がらせると同時に、全員で一つの料理を作る協業の構造を形づくった。キアン84とキム・デホが比較的伝統的なおかずの組み合わせを提示した一方で、チョン・ヒョンムとジョイは海外の調味料や食用花といった異質な要素を持ち込み、バラエティーらしい変奏を強めた。最終的に完成したビビンバは、異なる要素が混ざり合いながらも一つの結果物としてまとまり、番組が示そうとする「違いの共存」という物語を補強する役割を果たした。
この日のチーム編成は、三つの集団に分かれて競争構図を作る方式で進められた。ピンク、緑、黒の各チームに再編された構造は、既存の固定的な序列に沿うものではなく、ランダムドラフト方式で組まれた点に特徴があった。バラエティー内部の力関係を一つの中心からずらそうとする試みとしても受け取れる。なかでもチョン・ヒョンム、キム・デホ、ジョイ、パク・ギョンヘが入ったピンクチームは、戦力面で劣勢と分類され、ある種の「意図された弱者の物語」を形づくった。
ゲームの進行では、パラシュート走など身体を使った競争要素が中心に置かれた。コードクンストはその過程で、身体的な遂行能力とバラエティー的なキャラクター性が結びついた姿を見せた。キム・シニョン、チェ・ミンホら一部の出演者は、競争構図の中で相対的に高い遂行力を示し、チームの結果にも直接的な影響を及ぼした。最終的には黒チームが優勝し、熟成韓牛セットを獲得して勝負は締めくくられた。
番組の後半では、メンバーの変動があらためて言及された。既存の固定メンバーだったパク・ナレの離脱を含め、一部出演者の降板と新たな合流が続く中で、「レインボーの集まり」は固定型キャストシステムから、より流動的なアンサンブル構造へ移っていると分析できる。これは近年のバラエティー産業全般に見られる、固定出演陣の比重低下とプロジェクト型キャスティングの強化という流れともつながっている。
また、一部出演者をめぐる私的な話題、すなわち熱愛説や破局説なども間接的に触れられた。これにより、バラエティー番組が単なる放送コンテンツとしてだけでなく、出演者個人の物語と結びついた複合的なメディアテキストとして消費されている現象も確認された。タイトルで「破局説のコクン」と示された要素も、このような視聴文脈の中で受け止められる。
結果として、今回の「レインボー夏季合宿」特集は、単なる屋外バラエティーではなかった。出演陣の再編後に関係構造を設計し直し、集団競争フォーマットを実験し、さらにリアリティーを土台にした物語の拡張まで同時に進めた事例として評価される。