ハ・ジョンウ、アン・ボヒョンら出演『Inside Men: Part 1』がプリクエルとして登場
韓国犯罪映画の金字塔『Inside Men 内部者たち』が11年ぶりにプリクエルとして復活。ハ・ジョンウ、アン・ボヒョンらが、巨大な権力カルテルの誕生を描く。
韓国型犯罪映画の代表作として挙げられる『Inside Men 内部者たち』が、11年ぶりにプリクエルとして戻ってくる。今回は、見慣れた悪人たちの完成された姿ではなく、彼らがどのように権力と資本、メディアが絡み合う巨大なカルテルの内部者へと成長していったのかを掘り下げる。ハ・ジョンウ、アン・ボヒョン、パク・ヘジュン、チョン・ソンイルが、それぞれ既存キャラクターの若き日、あるいは新たな核心人物を演じることで、前作の世界観を拡張する。

映画『Inside Men: Part 1(原題:内部者たち:悪人たちの誕生)』側は20日、ハ・ジョンウ、アン・ボヒョン、パク・ヘジュン、チョン・ソンイルの出演が確定したことを知らせた。
『Inside Men: Part 1』は1980年代後半を背景とする。メディアと資本、政治権力が互いの利害関係を交換しながら、巨大な権力カルテルを形成していく過程を描いたプリクエルだ。
2015年に公開された『Inside Men 内部者たち』は、青少年観覧不可の等級にもかかわらず爆発的なヒットを記録し、韓国犯罪映画の新たな地平を切り拓いた。作品は、政治家とジャーナリスト、財閥、検察、暴力団などが互いの欲望を取引する構造を通じて、韓国社会における権力の作動方式を生々しく描写した。
今回のプリクエルはその結果ではなく、原因に目を向ける。すでに強固に構築されたカルテルの内部を見せる代わりに、何もない場所からどのように権力のネットワークが作られていったのかを追跡するという点で、前作とは差別化されている。
ハ・ジョンウが演じるイ・ガンヒは、企業犯罪を暴く特報記者を夢見たものの、外部からの圧力に押されて閑職へと左遷された人物だ。しかし、挫折は彼を打ちのめすのではなく、より執拗な記者へと変貌させる。
彼は権力者たちの動きを鋭敏に捉え、取材を重ねることで、大韓民国の政界と財界、メディア界を貫く巨大なカルテルの実体に接近していく。結局、イ・ガンヒの執拗さは、後に権力の核心部を動かす巨大なネットワークの出発点となる。
特に、イ・ガンヒが前作でペク・ユンシクが演じた人物の若き日をハ・ジョンウが引き継ぐという点で、関心を集めている。ペク・ユンシクが『Inside Men 内部者たち』で見せた冷徹で老獪なジャーナリストのイメージを、ハ・ジョンウがどのような方法で若き日の野望と結びつけるかが観戦ポイントだ。
アン・ボヒョンは、芸能事務所の代表であるアン・サングを演じる。
アン・サングは、どん底から出発し、自身の成功と復讐に向かって疾走する人物だ。冷酷な芸能界で、自分にとって大切なものを守るために最高になりたいという欲望を抱いており、この過程でイ・ガンヒと共助と対立を繰り返す。
何よりも、アン・ボヒョンは前作でイ・ビョンホンが演じたアン・サングの若き日を担う。
イ・ビョンホンが見せたアン・サングは、欲望と怒り、劣等感と生存本能が絡み合った複合的なキャラクターだった。単なる暴力団員ではなく、権力構造に組み込まれながらも、再びその構造を揺るがす人物であるという点で、『Inside Men 内部者たち』の核心的な人間像でもあった。
アン・ボヒョンは、そのキャラクターがまだ完成される前、どん底から自身の世界を構築していく時期のアン・サングを演じる。したがって、今作では見慣れた人物の「若さ」だけでなく、後の行動を決定づけることになる欲望と傷の起源を見せることが重要になると見られる。
パク・ヘジュンは、検事生活を終えて政界に足を踏み入れたばかりの初当選国会議員、チャン・ピルウ役を演じる。
チャン・ピルウは、巨大メディアと危険な取引を繰り返し、政治権力の中心へと進入しようとする野心家だ。まだ完成された権力者ではないが、自身の未来のために何を取引すべきか、誰と手を組むべきかを素早く把握する人物である。
パク・ヘジュンは、特有の抑制されたカリスマ性を発揮し、チャン・ピルウが政治的野心を現実の権力へと変換していく過程を表現する予定だ。前作ですでに権力の中心に立った人物たちの姿が強烈だったならば、今作ではその権力が形成される過程自体が物語の核心となる。
チョン・ソンイルは、ミレグループの会長、オ・ヒョンスとして合流する。
オ・ヒョンスは、手段を選ばず巨大企業を成長させた人物だ。莫大な資本を基盤に、政治やメディアにまで影響力を拡大し、究極的にはカルテルの頂点に立とうとする野望を抱いている。
チョン・ソンイルは、特有の品格あるイメージと重厚な存在感を活用し、単なる財閥会長ではなく、資本を通じて権力の秩序を設計しようとする人物を見せる予定だ。
4人の人物は異なる領域から出発するが、結局は一つの構造の中でつながる。メディアは情報を作り、政治権力は制度を動かし、資本は金を供給し、芸能界と組織の欲望はその間で取引される。『Inside Men 内部者たち』特有の世界観が個人の堕落を超えた構造的な共生関係の物語であったならば、今回のプリクエルはその共生関係が誕生する瞬間を覗き見るものだと言える。
その意味で、『Inside Men: Part 1(原題:内部者たち:悪人たちの誕生)』というタイトルは、単に悪人の若き日を意味するのではない。悪人が個人の性格だけで作られるのではなく、特定の社会的構造と利害関係の中で誕生するという問題意識を内包している。
権力は最初から完成された形で存在するのではない。異なる欲望を持つ人々が、自身の利益のために手を組む瞬間、一つの構造が作られ、その構造が繰り返されることで、個人の欲望はシステムの一部となる。前作が「内部者」となった人々の欲望を見せたならば、今作は、その内部者が作られていく過程を追跡する物語なのだ。
演出は、『ソウルの春』、『感染』などに助監督として参加したキム・ミンボム監督と、『ハービン』、『南山の部長たち』、『ベテラン』などの助監督を経て、ディズニープラス・オリジナルシリーズ『Made in Korea』の脚色に参加したキム・ジンソク監督が共同で務める。
政治と資本、メディアが絡み合う時代的空間を背景とするだけに、共同演出陣が韓国型犯罪・政治ジャンルで蓄積してきた経験をどのように活用するかも関心事だ。
何よりも、今作は『Inside Men 内部者たち』という見慣れた世界観を単に繰り返すのではなく、その起源へと遡るという点に意味がある。ペク・ユンシクとイ・ビョンホンが完成させた人物の若い顔をハ・ジョンウとアン・ボヒョンが引き継ぐなか、パク・ヘジュンとチョン・ソンイルが新たな権力の軸を形成する。
結局、『Inside Men: Part 1(原題:内部者たち:悪人たちの誕生)』が投げかける問いは、「悪人はどのようにして悪人になったのか」に近いだろう。個人の欲望と時代の構造が噛み合う瞬間、一人の野望は権力のシステムへと進化する。前作ですでに完成された悪人たちの世界を目撃したならば、今回はその世界が初めて作られる瞬間を見守ることになる。
『Inside Men: Part 1(原題:内部者たち:悪人たちの誕生)』は、年内のクランクインを目指し、現在プリプロダクションが進められている。
