アン・ボヒョン『財閥×刑事2』、初回視聴率6.1%を記録も『人妻キラー』に次ぐ
アン・ボヒョン主演のSBSドラマ『財閥×刑事2』が待望の初放送。シーズン1を上回る視聴率を記録しながらも、競合するMBC『人妻キラー』に一歩及ばず。アクションとミステリーが加速する第1話の展開を詳しく解説します。
『財閥×刑事2』が初放送から、一段とアップグレードされたアクションと愉快なキャラクター・プレイを前面に押し出し、快調なスタートを切った。シーズン1の初回よりも高い視聴率を記録し順調な復帰を見せたものの、同時間帯の競合作品である『人妻キラー』の激しい上昇勢に押され、週末ミニシリーズ1位の奪還には失敗した。

去る7日に放送されたSBS金土ドラマ『財閥×刑事2』第1回は、全国6.1%、首都圏6.0%、最高視聴率6.9%、2049視聴率最高2.1%を記録した。これはシーズン1の初回が記録した全国5.8%より0.3ポイント上昇した数値だ。ただし、同じ時間に放送されたMBC『人妻キラー』が8.3%を記録したため、視聴率の座は譲ることとなった。
それでも初放送の雰囲気は明らかだった。シーズン1で面白さを検証済みの財閥刑事・チン・イス(アン・ボヒョン)が、より大胆になったスケールとアクションを背負って戻ってきたことで、『財閥×刑事』特有の娯楽的な快感は一層強化された。
最初のシーンからスケールが際立っていた。イスは豪華なプライベートジェットに乗ってメキシコへ向かい、カン・ハソ強力1チームのパク・ジュンヨン(カン・サンジュン)やチェ・ギョンジン(キム・シンビ)と共に、マルチ商法詐欺組織を追跡した。マリアッチに変身したイスと、海外を舞台に繰り広げられる強力1チームのアクションは、シーズン2が開始早々から作品の長所を最大限に引き出す意欲を見せているかのようだった。
特にイスの「財閥刑事」という設定は、シーズン2でも依然として強力な笑いの源泉として機能した。自分たちのせいでチームメンバーがメキシコまで来たという事実を平然と受け入れるかと思えば、「お前たちのためにここを丸ごと借りて、プライベートジェットまで飛ばしたんだ」といった財閥らしい虚勢を隠さない。しかし、このような過剰さは単なる虚栄に留まらない。金と権力を捜査道具へと転換する、イスならではの手法だからだ。
問題は、彼が今回は追っている犯罪者ではなく、犯罪の標的になってしまった点だ。
イスは、社会の各界の人物に光を当てるドキュメンタリー『Supesharisuto』の主人公としてキャスティングされ、撮影を進めていたところ、「匿名の情報提供者」から「君へのプレゼントがある」というメッセージを受け取る。イスが訪れた百貨店で待っていたのは、プレゼントではなく即席爆弾だった。
さらに呆れたことに、イス自身が誤って起爆装置を押してしまうという事態に陥る。普段は自信満々に事件を解決していた財閥刑事は、爆弾を前にして身動きが取れなくなり、撮影スタッフの前で格好をつけていた姿は一瞬にして崩れ去った。辛うじて爆弾が解除された後も、イスは爆発を避けて逃げ回る中で床に転がり、笑いを誘った。
しかし、この事件は単なるハプニングではなかった。イスを狙ったテロの幕開けだったのだ。
その過程で登場する人物が、警察庁対テロチーム長のチュ・ヘラ(チョン・ウンチェ)だ。彼女はイスが警察学校の訓練生だった頃から彼を過酷に訓練した、いわゆる「悪魔の教官」である。イスにとっては最も会いたくない人物だが、あいにく自分を狙った連続テロ事件の捜査のためにカン・ハソへ派遣される。
イスの屈辱はここで終わらない。爆弾テロ当時の姿がそのままニュースで報じられ、これまで自信満々だった財閥刑事の黒歴史が全国に公開される。しかし、笑いの裏には次第に深まるミステリーが潜んでいる。
イスは自身のウイスキーブランドのローンチイベントに出席する。チュ・ヘラは万が一の追加テロを懸念するが、イスは最初の事件を単なるいたずら程度に考えている。しかし、イベントが終わる頃に「チン警部、ゲームが終わったと思ったか? ROUND2」というメッセージが届き、直後にウイスキーの山から爆発が発生する。
今や状況は完全に変わった。
イスは誰かに執拗に命を脅かされる連続テロの標的となった。パク・ジュンヨンとチェ・ギョンジンは会場の映像を分析し、チュ・ヘラは類似の爆弾を製作した前科者を追跡する。イスもまた、自分に恨みを抱く人物を辿る中で、収監中の兄・チン・スンジュ(クァク・シヤン)を思い出す。
特にイスとチン・スンジュの関係は、今シーズンのミステリーを拡張させる核心的な軸として機能する可能性を示している。イスは兄を訪ね、「誰かが俺を殺そうとしている。どう考えても俺には兄さんしか浮かばないんだ」と問い詰めるが、チン・スンジュは自身の過ちを認めつつも、テロとは無関係であると潔白を主張する。
犯人を特定できない状況で、チュ・ヘラはイスをセーフハウスへ移動させることに決める。そしてここで、『財閥×刑事2』の第1回は本格的なアクションの頂点に達する。
チュ・ヘラが運転する車内で、時限爆弾が発見されたのだ。
しかも今回の爆弾は、半径100mまで被害を及ぼし得る大型の爆弾である。爆発までの残り時間は5分も残っておらず、車はあいにく多くの車が行き交う都心の一番中を走っていた。そのまま爆発すれば、大規模な人的被害は避けられない状況だ。
絶体絶命の瞬間、イスが選んだ方法は意外なものだった。自分が知っている場所へ行くと言ってハンドルを握った彼は、そのまま漢江(ハンガン)のヨット乗り場へと向かう。そして爆発直前の爆弾を積んだ車両は、都心を脱して漢江へと疾走する。
第1回はこのシーンで強烈な緊張感を残した。
『財閥×刑事2』の出発は、シーズン1の成功公式を大きく外れていない。財閥という非現実的な条件を捜査劇の道具として活用し、イスというキャラクターの虚勢とポンコツさをコメディとして消費しながらも、事件自体は正統なアクション・スリラーの文法で押し進める。笑いながらも、ある瞬間には命を懸けたアクションに没入させるジャンルの混合こそが、本作の最も確実な武器だ。
特にシーズン2では、「事件を解決する刑事」という既存の構図に、「誰かに追われる刑事」という危機状況を加えた。イスはもはや一方的に犯人を追跡する存在ではない。自身が事件の中心であり標的となることで、捜査劇の緊張感も一層ダイレクトに上昇した。
初放送の視聴率6.1%は、決して悪い成績ではない。むしろシーズン1の初回より上昇している点において、後続シーズンに対する視聴者の期待が依然として有効であることを示している。ただし、『人妻キラー』が8.3%とより早い上昇勢を見せただけに、今後の競争構図で優位を取り戻すためには、単にシーズン1の面白さを繰り返す以上の「一撃」が必要となる。
結局のところ、鍵となるのはイスを巡る連続テロの実体だ。彼がなぜ標的になったのか、過去のどのような関係が現在のテロへと繋がったのか、そしてチン・スンジュは本当に事件とは無関係な人物なのかが、今後の核心的なミステリーとなる見通しだ。
シーズン1が「財閥が刑事になる」という設定自体の新鮮さで勝負したとすれば、シーズン2はそこに「刑事が自身の命を守らなければならない状況」という逆説を加えた。笑いとアクション、ミステリーを同時に抱え込んだ『財閥×刑事2』が、初放送の上昇勢を維持し、再び週末の居間劇場の頂点に立てるか注目が集まっている。