「私は一人で暮らす」チョン・ヒョンムの旅行巡り疑惑再燃 出国14日前に行き先選びのシナリオ
MBC「私は一人で暮らす」のチョン・ヒョンムのカザフスタン旅行を巡り、出国14日前から行き先を決める過程まで記した撮影シナリオが用意されていたと伝えられ、やらせ疑惑が再燃している。番組が強調した即興性と、制作側が説明してきた事前準備の範囲との関係が改めて問われている。
MBCのバラエティー番組「私は一人で暮らす」で放送されたチョン・ヒョンムのカザフスタン旅行を巡り、やらせ疑惑が再燃している。制作陣が出国14日前から、渡航先の国や利用便だけでなく、旅行先を決める過程まで具体的に記した撮影シナリオを作成していたと伝えられたためだ。放送ではその場で行き先を決めて旅立つ様子が強調されており、実際には相当部分が事前に計画されていたのではないかとの疑問が浮上している。
16日に明らかになった内容によると、MBCは7月22日、チョン・ヒョンムのカザフスタン行きを前提とする撮影許可を仁川国際空港公社に申請していた。公文書には、8月6日にカザフスタンの航空会社エア・アスタナの出発カウンターで航空券を発券し、出国する場面を撮影する計画が記されていた。午前11時10分発の便まで明記されており、チョン・ヒョンムも実際にその便で出国したとされる。
特に注目されているのは、撮影許可申請書とともに提出されたシナリオだ。チョン・ヒョンムが過去の中国旅行の経験に触れながらカザフスタン行きを検討し、俳優のク・ソンファンとイ・ジュスンに電話をかけて行き先を決める過程まで盛り込まれていたという。この内容は8月14日放送の「私は一人で暮らす」で実際の場面として公開された。出国場面の撮影準備にとどまらず、番組の展開の核となる行き先選びまで事前に構想されていたのではないかと指摘されている。
仁川国際空港公社への提出書類では、カザフスタン以外の旅行先に関する撮影計画は確認されなかったと伝えられている。航空会社の撮影同意書も、エア・アスタナ韓国支社から取得したものだけが提出されていた。これらの状況からは、制作陣がカザフスタンへの渡航をかなり具体的に準備していたことがうかがえる。ただ、撮影用の事前シナリオがあったという事実だけで、出演者が行き先を決める過程が実際とは異なっていたと断定できるかは、別に検討する必要がある。
こうした中、制作陣が9月4日に出した公式説明にも改めて関心が集まっている。当時、制作陣は、チョン・ヒョンムが実際に当日行き先を決めたと説明。複数の可能性を検討した結果、カザフスタンを選ぶ可能性が高いと判断し、その場合に備えてスタッフの航空券を事前に発券するとともに、現地での撮影協力も要請したと認めていた。
制作陣は、チョン・ヒョンムが別の旅行先を選んだり、その場で航空券を確保できなかったりした場合は、スタッフの航空券を取り消す予定だったとも明らかにした。カザフスタン行きを予想して準備したことは事実だが、最終的に決めたのは出演者だったという趣旨だ。
しかし、行き先選びや共演者らへの電話まで具体的に記したシナリオが明らかになり、制作陣の説明する事前準備と、実際に放送された場面の構成がどう結び付いていたのかという疑問は、容易には収まらない状況となっている。
一連の問題は、カザフスタンのアルマトイ市観光当局による撮影支援の有無や、現地でのレンタカー利用資格などを巡る疑問から始まった。制作陣は当初、撮影支援を受けた事実はないという趣旨の説明をしていた。その後、アルマトイ側による支援の告知が知られると、現地の行政手続きと撮影に必要な協力を受けたと表明した。説明が変わったと受け止められ、視聴者の疑念も強まった。
今回の争点は、事前準備そのものよりも、番組が強調した「即興性」と実際の制作過程にどれほどの違いがあったかにある。バラエティー番組では、撮影経路や出演者の移動、航空便、現地の協力体制などをあらかじめ整える必要がある。事前の下見や航空券の確保、撮影許可の申請も、円滑な制作に必要な手続きとなり得る。
一方、行き先を選ぶ過程まで具体的に文書化され、その場面が放送でそのまま再現されていたのであれば、視聴者が即興と受け止めた状況がどこまで実際のものだったのか、説明が必要だとの批判につながる。バラエティー番組で演出と実際の状況の境界をどこまで認めるかという問題でもあり、両者に違いがあったなら制作陣は明確に説明すべきだとの声が出ている。「私は一人で暮らす」が、新たに明らかになったシナリオと従来の説明との間にある疑問をどう解消するか、注目される。
イ・チャンソクはMediafineの代表・編集人で、Mediafine Globalでは主にK-バラエティを担当し、K-POP、セレブ、K-ドラマの記事も執筆しています。
コメント 0
現在コメントの投稿は無効になっています。