「100日間の嘘」第3話、ラストでキム・ユジョンに銃口 「密偵だな、イ・ガギョン」
17日放送のtvN「100日間の嘘」第3話で、イ・ガギョンはキム・テウンへの偽りの告白で疑いをかわしたが、ラストで正体不明の人物に密偵と名指しされた。米国行きのために密偵となった彼女の嘘と、パク・ジニョン演じる相手との関係が緊張を高めた。
tvN土日ドラマ「100日間の嘘」第3話は、密偵イ・ガギョンが帰宅途中に正体不明の人物から銃口を向けられ、「密偵だな」と名指しされる場面で幕を閉じた。その直前、彼女は疑いをかわすため、愛まで偽って告白していた。
名指しの瞬間と、偽りの告白
17日に放送された同話は、密偵の任務を負ったイ・ガギョン(キム・ユジョン)が、キム・テウン(サトウ・ヒデオ、パク・ジニョン)に嘘を重ねながら近づく過程を描いた。ユ・フィリップの妾という設定から告白まで、ガギョンは正体を隠すため、嘘と真実の境をきわどく行き来した。ラストでは、相手が彼女に「止まれ。お前、密偵だな? クム・ソヒ、いやイ・ガギョン」と言い放つ。隠してきた名前と正体をぴたりと言い当てたのだ。朝鮮総督府の内部で情報を抜く前に誰かに正体を知られたのか、任務が始まりから危機に陥ったのか、疑問が膨らんだ。
イ・ムセン演じるユ・フィリップの妾という身分で朝鮮総督府に入ったガギョンは、パク・ジニョン演じる相手に「初めて会ったときから好きだった」と告げた。しかしこの言葉も任務のための演技だった。米国行きのために密偵となった女性と、その本心を疑う男性。危うい関係の始まりが、「100日間の嘘」のロマンスにも緊張感を加えた。
米国行きのために選んだ密偵の道
ガギョンが密偵の道を選んだのは、米国行きへの切実な願いからだった。長年米国に渡るために金を貯めてきたが、マ・ムンマク(イ・ソク)に奪われて計画は水泡に帰した。そこへユ・ソラン(キム・ヒョンジュ)が、米国に送るという条件で密偵になることを持ちかけた。朝鮮系アメリカ人ユ・フィリップの妻のふりをするソランは、夫の助けでガギョンを米国に送れると説得した。米国が東洋人の養子を受け入れない現実まで考えれば、ガギョンにとっては事実上、逃しがたい最後の機会だった。
取引の条件は、3カ月間密偵として働いた後に米国へ発つことだった。任されたのは、朝鮮総督府に通訳生として入り込み、佐藤真一の日程を盗み出すこと。そのためには、真一の息子サトウ・ヒデオと一緒に働かなければならない。問題は、ヒデオがすでにガギョンの正体を怪しんでいる点だった。彼女は佐藤親子に、ユ・フィリップとユ・ソランの家で働く住み込みの女中クム・ソヒだと自己紹介していた。
ユ・フィリップもガギョンを助けるため嘘に加わった。佐藤真一とヒデオに会った席で、クム・ソヒをよろしく頼むと言い、特に気にかける理由を問われると「あの子が私のこれです」と小指を立ててみせた。ガギョンが自分の妾だとほのめかし、朝鮮総督府に入る名分を作ってやったのだ。だがこの説明は、かえってヒデオの疑いを深めた。スリから住み込みの女中、さらに総督府の通訳生へと身分が変わっていくガギョンの行動が、容易には納得できなかったためだ。
「本音を話せ」と迫る相手に告白という嘘
ヒデオはガギョンに「スリに住み込みの女中、そして今度は総督府の通訳生。どういう理由だ」と問い詰めた。ガギョンが「食べていくためです」と答えると、ヒデオは英語で「恋愛がしたいなら恋人の新聞社にでも行けばいい。ここを何だと思っている、遊び場か。総督府が子どもの遊びに見えるか」と皮肉った。命を懸けることもある場に、愛や個人的な感情を先に立てて入ってきたのかという、鋭い批判だった。
ガギョンは引き下がらない。英語で「私は学校に通っていない。抜け道を使わずにどうやって職を得るのか。それに、自分の恋人を同じ職場の傍らに置く人がいるか。すぐにばれるのに」と切り返した。正規の教育を受けられなかった境遇をさらしつつ、相手の隙を突く機転を見せた。学歴や身分の限界を越えて生き延びようとする、ガギョンの賢さが光る場面だった。
それでもヒデオは、口先だけでは疑いを解かなかった。「一度でも嘘ではない本当の話をすれば、同僚として認める」と追い詰め、ユ・フィリップまで動員して総督府に入った理由と、なぜ自分に近づくのかを直接尋ねた。嘘を巧みに重ねてきたガギョンにも、簡単には流せない問いだった。相手が求めているのは、もっともらしい言い訳ではなく、自分を納得させるだけの本心だった。さらに「一度でも本心を話したことがあるのか」と問い、二人の出会いを一つずつ挙げていった。京城駅とヒウォン、質屋での出会いまでは偶然と考えられるが、4度目は違うという。ユ・フィリップに頼んで総督府に入った以上、自分と関わり続けようとする理由を説明すべきだと迫った。
追い込まれたガギョンが出した答えは、意外にも愛の告白だった。ヒデオを見つめ、「好きです。初めて会ったときから。だからここに来たんです」と言った。だがこの告白もまた、任務のためのとっさの嘘だった。ヒデオが「そんなことを誰にでも言うのか」と疑うと、ガギョンは「通訳官様にだけです。生まれて初めて」と、いっそうしれっと言葉を足した。本心を求める相手に最も強烈な感情を演じて、危機を切り抜けたわけだ。
機密文書を写す手、続く嘘
ヒデオが先に退勤すると、ガギョンはようやく本来の任務に取りかかった。引き出しの錠を外し、佐藤真一の日程が記された文書を書き写したのだ。表向きはヒデオを好きな女性として振る舞いながら、実際は総督府内部の情報を抜く密偵として動き出した。愛を告白した唇と、機密文書を盗む手。その落差が、ガギョンが背負う任務の危うさをいっそう鮮明にした。
ガギョンの嘘は始まったばかりだ。クム・ソヒという名前も、ユ・フィリップの妾という身分も、ヒデオへの愛も、すべて生き延びて米国に行くためにこしらえた設定である。題名どおり100日間続く嘘がどこまで精巧になるのか、任務を終えれば本当にすべての偽りから抜け出せるのかが注目点に浮上した。とりわけ、疑いをかわすために始めた偽りの告白が、二人の関係を本物の感情に変える可能性にも関心が集まる。
米国行きという切実な目標のために嘘を選んだガギョン、その嘘を見抜こうとするキム・テウン、そしてガギョンを密偵に引き込んだユ・ソラン。3人の利害が複雑に絡み合い、「100日間の嘘」はスパイ劇の緊張とロマンスのときめきを同時に高めた。何よりガギョンが生き残るために口にした「好きです」という言葉が、最後まで演技のままなのか、本人にも予想外の本心に変わるのかが、今後の展開の核心に浮上している。
イ・チャンソクはMediafineの代表・編集人で、Mediafine Globalでは主にK-バラエティを担当し、K-POP、セレブ、K-ドラマの記事も執筆しています。
コメント 0
現在コメントの投稿は無効になっています。