パク・ウィ、昨年のスロープ指摘は称賛、今回はなぜ逆風に?
クリエイターのパク・ウィがKTXでの転倒事故に関するCCTV公開で批判を浴びています。過去のバリアフリーに関する発言が再注目される中、今回の対応が物議を醸している理由を詳報します。
クリエイターのパク・ウィがKTXでの転倒事故に関するCCTV映像の公開により論争に巻き込まれる中、過去に障害者の移動権とバリアフリー環境を強調していた発言までが再注目されている。不便な施設を指摘していた過去には共感と拍手が寄せられたが、今回は自分を助けていた社会服務要員のミスを映像で公開したという点で、批判の焦点が異なっている。

パク・ウィは去る8月14日、KTXを降車中に移動式スロープを支えていた社会服務要員の足に車椅子が引っかかり、転倒する事故に遭った。その後、事故の再発を防ぎ、障害者の安全な移動環境を知らせるという趣旨で、個人のYouTubeチャンネル「Wheracle」を通じて当時のCCTV映像を公開した。
しかし、映像の中で事故当事者である社会服務要員が露出したことで論争が大きくなった。現場でパク・ウィを助けていた勤務員のミスが悪意のある行動ではなかったにもかかわらず、大規模なチャンネルを通じて公にさらけ出したことは行き過ぎであるという批判が上がった。
パク・ウィは結局、動画を削除し「私を助けてくれる過程で発生したミスを、否定的にばかり考えてしまった」「伝え方が未熟で、考えが足りなかった」と謝罪した。その後、予定されていた講演やイベントなどが相次いで中止されるなど、論争の影響が続いている。
この過程で再び注目を集めたのが、昨年のMBC Entertainment Awardsでの発言だ。
パク・ウィは昨年1月に開催された「2024 MBC Entertainment Awards」で、ソン・ジウンと共に「全知的おせっかい視点」ベストカップル賞の候補に挙がった。当時の授賞式生放送インタビューで、ソン・ジウンは「私たちはこの場所にいること自体が光栄です。受賞される方に拍手を送りに来ました」と述べた。
その時、パク・ウィが突然「私が見たところ、スロープがありませんでした。おそらく私は(受賞者では)ないのではないか」と言い出し、現場の雰囲気が一瞬凍りついた。チョン・ヒョンムが「賞を受けたらすぐに設置します。私たちが設置すると受賞者が目立ってしまいますから、そういうことです」と急いで説明し、パク・ウィはすぐに「冗談です」と釈明した。ソン・ジウンも冗談だったと助け舟を出し、チョン・ヒョンムは生放送でこのような冗談はやめてくれと冷や汗を流した。
当時、この発言はむしろ障害者の観客が放送や授賞式のような大規模なイベントで直面し得る物理的な障壁を喚起したと評価された。普段なら見過ごされがちなスロープや移動動線が、誰かにとってはイベントへの参加自体を決定づける重要な条件になり得るという点を、大衆に自然に想起させたからだ。
パク・ウィが障害者への認識改善とバリアフリー環境について継続的に発信してきた人物であることも、こうした評価を後押しした。
パク・ウィは2014年の転倒事故で全身麻痺の診断を受けた後、リハビリを経て上半身を動かせるようになり、その後自身の経験をもとにYouTubeや講演活動を続けてきた。障害を個人の不幸の中に閉じ込めるのではなく、社会的な環境や制度の問題へと拡張して語ることで、大衆的な認知度を築いてきた。
2024年にはグループSecret出身のソン・ジウンと結婚し、再び大きな関心を集めた。二人は放送やSNSなどを通じて、障害の有無の境界を超えた日常を見せると同時に、移動権とバリアフリーの重要性を伝えてきた。
そのため、今回の論争で大衆が注目している点は、単に「CCTVを公開したかどうか」に留まらない。過去には自分が経験する物理的な不便を社会問題として喚起した人物が、今回は自分を助ける過程で発生した他人のミスをどのような方法で公論化したのかが、核心的な争点として浮上しているのだ。
障害者への認識改善において重要なのは、施設の改善だけでなく、その過程に参加する人々への配慮も含まれるべきだという指摘も出ている。スロープ一つが移動権の象徴になり得るように、事故映像に登場する一人の顔や身元も、個人の権利と尊厳に直結し得るからだ。
結局、今回の論争はパク・ウィがこれまで強調してきた「善い影響力」がどのような形で具現化されるべきかを問い直させる。公益的な問題提起の必要性と、個人のミスを公にさらさない責任との間で、どの地点にバランスを取るのかが、今後のパク・ウィの活動を見守る重要な基準となる見通しだ。
かつて「スロープがない」という一言で社会的配慮の必要性を喚起したパク・ウィが、今度は自身を取り巻く論争をどのように収拾し、信頼を回復するのかに注目が集まっている。