世宗大王の食卓に隠された朝鮮の養生文化、新バラエティ『王は何を食べたのか』放送決定
朝鮮最高の聖君、世宗大王の食文化を紐解く新番組が登場。歴史講師のチェ・テソンや俳優のイ・ミヌらが、王の健康管理や家族愛にまつわる宮廷料理の物語を楽しくお届けします。
朝鮮最高の聖君として評価される世宗大王の食卓が、現代のバラエティ番組を通じて新たに照らされる。単なる宮廷料理の紹介を超え、王の健康管理、家族愛、そして時代の食文化を共に解き明かすプログラムが登場し、歴史と美食の融合という新しいアプローチを予告した。

来る7月8日に初放送される朝鮮放送(TV CHOSUN)の新バラエティ『王は何を食べたのか』は、朝鮮王室の食文化と隠された物語を中心に、27名の王たちがどのような料理を食べ、どのような方法で健康を管理したのかを紐解く美食トークプログラムだ。
第1回では、朝鮮の最も偉大な君主の一人に挙げられる世宗大王の食卓(スラサン)に焦点が当てられる。歴史講師のチェ・テソンが集賢殿の学士役として登場し、梁相國は内官、シン・ギルは尚宮、チ・イェウンは宮女へと変身して王室の食文化を再現する。ここに時代劇専門俳優のイ・ミヌが世宗大王役として登場し、歴史的な雰囲気を添える予定だ。
放送で特に関心を集めるのは、世宗大王の健康に関連した養生食(補養食)の話だ。世宗は朝鮮前期の国家システムを整備し、ハングル創製をはじめとする数多くの業績を残した人物だが、同時に過度な業務や肥満、健康問題を抱えていた君主としても知られている。そのため、王の健康を管理する宮廷料理と養生文化は、当時の王室にとって重要な関心事であった。
チェ・テソンは番組内で、世宗大王の家族関係と人生の物語を共に解き明かす予定だ。彼は世宗が22人の子供を持つ多産の君主であった点に触れ、王の個人的な生活と体力管理にまつわる歴史的背景を紹介する。
続いて、イ・ヨンジュシェフが世宗大王が好んだ特別な養生食を再現して公開する。しかし、予想外の独特な見た目に、梁相國は「蛆虫(うじ虫)ですか?」と驚いて慌てる様子を見せ、笑いを誘う。一方、シン・ギルは好奇心旺盛な反応を見せて料理への期待感を露わにし、チ・イェウンも自身の経験を語るなど、出演者たちの間で極めて大きな温度差を生み出す。
このシーンは単なるバラエティ的な面白さを超え、料理が時代や文化によって全く異なって受け入れられ得ることを示している。現代人の基準では馴染みのない料理も、当時は王の健康を守るための貴重な食材であった可能性がある。結局のところ、料理は単なる食べ物ではなく、その時代のの人々の価値観や生活様式を内包する文化的な記録なのだ。
また、今回の放送は世宗大王を「業績を残した王」という歴史的なイメージから脱却させ、一人の人間として捉える点でも意味がある。チェ・テソンは、妻である昭憲王后を亡くした後に深い悲しみに沈んだ世宗のために、息子である文宗が直接用意した特別な食事の物語を伝え、王室の中に存在した家族間の切ない関係を照らし出す。
これは、権力や政治を中心に消費されがちな王のイメージを超え、家族を愛し、喪失の痛みを知った人間・世宗の姿を見せる部分である。
『王は何を食べたのか』は、宮廷料理という題材を通じて歴史に親しみやすくアプローチする。料理は時代を記憶する最も具体的な痕跡であり、ある人物の人生を理解するための重要な窓口だ。
世宗大王の食卓に込められた健康哲学と家族の物語、そして未知の養生食に対する現代の出演者たちの反応は、歴史とバラエティが出会う新しい楽しみを生み出すものと期待されている。