イ・チャンフン「財布に1億5000万ウォン」全盛期の巨額資金、その真の目的とは
俳優のイ・チャンフンが、全盛期に財布へ億単位の現金を入れ歩いていた驚きの過去を告白。その大金が向かった先は、自分への贅沢ではなく、家族への感謝でした。
俳優のイ・チャンフンが、全盛期に財布へ億単位の現金を入れ歩いていたという破格のエピソードを明かした。当時トップスターだった彼の華やかな生活ぶりが浮き彫りとなったが、真に多くの人々の目を引いたのは、その巨額の資金が向かった最後の目的地だった。

去る26日に放送されたMBN『あなたが病んでいる間に』に出演したイ・チャンフンは、俳優として絶頂期を迎えていた時代を回想した。彼は「当時の記憶では、芸能界でスーパーカーに乗っていたのは私と尹正水だった」と語り、1990年代のスターとして享受した高い人気を振り返った。
イ・チャンフンは当時、並外れた契約方式についても明かした。彼は「KBS専属俳優として入った際、一度にドラマ100回分を契約した」とし、「契約する際、出演料をすべて前払いで受け取った」と明かした。現在のように作品終了後に精算する方式が一般的ではなかった時代、トップスター級の俳優は契約金という形で出演料を事前に受け取ることがあったという。
彼は「一般の出演者とは異なり、私は前払いで金を受け取った」とし、「100回契約であれば、100回分の出演料をあらかじめ受け取ることもあった」と説明した。続けて「当時のトップスターには、契約金名目で出演料を先払いした」と付け加え、一度に大金を受け取ることになった背景を伝えた。
## 「銀行に行く時間がなかった」
財布の中にあった1億5000万ウォンの話は、広告出演料のエピソードでさらなる驚きを与えた。彼は「最近は広告撮影をすれば口座に振り込まれるが、当時は撮影が終わると現場ですぐに小切手が渡された」とし、「最も記憶に残っている小切手は7800万ウォンだった。30年前の金額だ」と語った。
30年前の7800万ウォンという金額は、今とは比較にならないほどの巨額だった。しかし、さらに驚くべき点は別にあった。イ・チャンフンは「仕事をたくさんこなしていたので、銀行に行く時間がなかった」とし、「そのまま財布に入れておいた。財布に1億5000万ウォンほどを持ち歩いていた」と打ち明けた。
当時としては想像もつかない額の現金を財布に入れて持ち歩いていたことになる。これを聞いた尹正水も「並の太客でも、財布にそんなに持ち歩くことはできないだろう」と驚きを隠せなかった。
## 億単位の現金の行方…結局向かった先は母親
しかし、イ・チャンフンの億単位の現金の話が特別な理由は、金額の規模だけではない。そのお金がどこへ行ったのかという彼の答えは予想外だった。尹正水が「それほどお金があった時、豪快に使いたいと思ったことはなかったのか」と尋ねると、イ・チャンフンは自身の幼少期についてまず語った。
「父が私が7歳になった直後に早くに亡くなった。そのため、母が一人で1男4女を育てた」
幼少期に経済的な困難を経験した彼は、俳優として成功した後、真っ先に家族を思い浮かべた。イ・チャンフンは「そのお金で母に家を買ってあげた」とし、「当時、母は持ち家を好んでいた。とても幸せな時期だった」と語った。全盛期のスターが手にした巨額の資金は、自分への贅沢品や誇示のためではなく、長い間家族のために犠牲になってきた母親へと還元されたのだ。
## 「富の象徴」ではなく「報恩の記録」
イ・チャンフンの財布の中の1億5000万ウォンは、一時代を風靡した俳優の成功を示す象徴だった。しかし、時が経って振り返ってみると、そのお金が持つ意味は単なる富の規模を超えている。スターにとってお金はしばしば華やかな消費と結びつくが、イ・チャンフンにとってお金は、家族から受けた愛を返すための手段だった。
幼少期に一人で家族を支えてくれた母親に家をプレゼントした瞬間、財布の中の現金は単なる財産ではなく、成功の後に真っ先に守りたかった人への想いとなった。華やかだった俳優の全盛期よりも長く残るのは、結局のところ、彼がどれほど多くのお金を持っていたかではなく、そのお金で何をしたかという物語なのだ。 :::