56歳のキム・ヘス、大胆な網タイツ姿を披露――30年前なら?
俳優キム・ヘスが、Coupang Playシリーズ『今、不倫が問題ではありません』の撮影現場でのビハインドショットを公開。大胆な網タイツスタイリングで見せた圧倒的な存在感と、役作りに込めた情熱を紐解きます。
俳優のキム・ヘスが、大胆な網タイツのスタイリングで再び圧倒的な存在感を放った。単に年齢を感じさせない美貌にとどまらず、作品のキャラクターに合わせてファッションや表情、身振りまでを自身の言葉へと昇華させる、キム・ヘス特有の自己表現が注目を集めている。

キム・ヘスは7日、自身のSNSを通じて最近撮影した作品の現場ビハインド写真を数枚公開した。撮影の準備中やカメラの前でポーズを取る自然な瞬間が収められているが、彼女特有の強烈なオーラは、むしろ演出のない場面においてより鮮明に現れている。
最も目を引いたのはそのスタイリングだ。キム・ヘスは網タイツを活用した大胆な衣装で撮影現場に登場。小顔とすらりと伸びたシルエットが相まって、彼女ならではの圧倒的なプロポーションを完成させている。破格的な素材を使用しながらも、単なる刺激的なイメージではなく、抑制された洗練美を前面に押し出したのが特徴だ。
キム・ヘスのファッションがとりわけ注目される理由は、彼女が長年にわたり、俳優とファッションアイコンという二つの領域を同時に築き上げてきたからだ。1990年代からトップスターの地位を確立してきた彼女は、公式な場でも流行をそのまま追うのではなく、自身の体型や雰囲気、作品の文脈に合わせてスタイルを変化させることで、独自の存在感を放ち続けてきた。
特に今回の写真は、最新作であるCoupang Playシリーズ『今、不倫が問題ではありません』の撮影現場でのビハインドであるという点で、より興味深い。本作でキム・ヘスが演じたパク・キョンヒは、成功したインテリア会社のCEOであり人気インフルエンサー。華やかな外見の裏に、欲望と不安、そして劣等感を同時に抱えた人物だ。
キム・ヘスはこのキャラクターを表現するために、衣装そのものを一つの演技装置として活用した。華やかなスタイルと自信に満ちた態度は、単なる装飾ではない。他人に示される自分の姿を絶えず管理し続けるキョンヒのアイデンティティを、視覚的に描き出す要素となっていた。
実際にキム・ヘスは、作品の終映後に公開した感想の中で、本作について「何をさらに成すべきか」と「どこまで手放せるか」を同時に模索した作品だと説明した。彼女は今回の作品が、俳優として新たな一面を刻むものになるとも明かしている。
こうした説明を考慮すると、今回のビハインド写真は単なる「若々しい美貌」の証拠として消費するにはあまりに惜しい。キム・ヘスにとって衣装とは、キャラクターの社会的地位と欲望を示す視覚的な言語であり、同時に俳優自身の身体とカメラとの関係を調整するための道具なのだ。
『今、不倫が問題ではありません』で見せた演技も、同様の文脈にある。華やかで自信に満ちた人物が、予期せぬ事件に直面して揺れ動いていく過程において、キム・ヘスは表情や話し方の強弱を細やかにコントロールした。それにより、パク・キョンヒを単なる俗物的なキャラクターではなく、複雑な内面を持つ人間として完成させた。
特に作品後半の主要な場面では、ロングテイクを活用して複数の登場人物の反応を一つの画面に収める演出が試みられた。キム・ヘス自身も、最も記憶に残る場面として第7回を挙げ、一つの空間に集まった人物たちの欲望と秘密が同時に爆発する瞬間について言及している。
去る7月31日に公開された『今、不倫が問題ではありません』は、全8部作として去る3日に幕を閉じた。幸せな家庭を掲げて人気を得たインフルエンサー夫婦と、隣家の医師夫婦が巨大な秘密を巡って衝突するブラックコメディであり、キム・ヘスは従来の強靭なイメージとは異なる質感のキャラクターを披露した。
作品終了後に公開された写真の中で、キム・ヘスは俳優としての顔から再び自分自身の姿へと戻ったようにも見えるが、そこにはカメラの前で積み重ねてきた時間が色濃く反映されている。網タイツという大胆なアイテムも、彼女においては単なる破格な選択ではなく、長年自身のスタイルを構築してきた俳優としての自信の表れとして読み取れる。
ファンからも「やはりキム・ヘス」「網タイツをここまで着こなすなんて」「プロポーションが本当に完璧だ」といった声が上がり、熱い関心が寄せられている。
キム・ヘスは、今年56歳という数字以上に、より重要な方法で自らの時間を証明している。若さを模倣するのではなく、年齢とともに変化する俳優の身体と顔、そしてそこに蓄積された経験までもを一つの美学へと昇華させているのだ。
数十年のキャリアを持つ俳優にとって、最も困難なことは過去の成功を繰り返すことではなく、慣れ親しんだイメージを自ら打ち破ることかもしれない。キム・ヘスは今回の作品とビハインド写真を通じて、再びその困難な挑戦を選択した。その結果は、今もなお大衆の視線を釘付けにしている。