Mediafine Global
K-POP

BTS パク・ジミン、LAタイムズが絶賛「おじいちゃんの釣りベスト」と評した自由なファッションの真意

BTS パク・ジミンのステージ衣装が米LAタイムズから異例の賛辞を受けた。「おじいちゃんの釣りベストのよう」というユニークな表現に込められた、型にはまらない個性を称える真意とは。

BTS パク・ジミンのステージファッションが、米国の有力メディアから異例の賛辞を受けた。「おじいちゃんの釣りベストのようだ」という、一見すると突飛な表現ではあるが、その中に込められた意味は、むしろジミンのスタイリングセンスに対する絶賛に近い。定型化されたアイドルのステージ衣装から脱却し、それぞれの個性を前面に押し出すBTSの現在を象徴する場面でもあった。

BTSジミン、LAタイムズが絶賛「K-フィッシング・ベスト」自由すぎるおじいちゃんファッション

LAタイムスは、去る2日(現地時間)に米ロサンゼルスのSoFiスタジアムで開催されたBTSの「Arirang」ワールドツアー初公演をレビューし、ジミンをステージの主要なハイライトの一人として挙げた。ポップミュージック評論家のミカエル・ウッドは、長髪のブロンドヘアに身を包んだジミンが、メッシュ素材のトップスに独特なベストを合わせた姿について、「誰かのおじいさんが着るような釣りベストのように見えた」という趣旨で描写した。

文章だけを切り取ればファッションへの酷評のように聞こえるかもしれないが、文脈は正反対だ。LAタイムスはこれを、BTSが長年続いた衣装コンセプトの会議や定型化されたスタイルから脱却し、「それぞれが着たい服を着る大人の自由な服装の時代」に入った事例として評価した。特にジミンのスタイリングを、その変化の中で最も印象的な場面として捉えたのだ。

ファッションにおいて重要なのは、服の価格やブランドよりも、それを着用する人がどのような方法で未知の組み合わせを自分のものとして消化するかにある。メッシュのトップスと機能的な釣りベストを連想させるベストの組み合わせも、典型的な「アイドルのステージ衣装」からは程遠い。しかし、ジミンはブロンドの長髪という強い視覚的要素と、それに相反する無骨なシルエットを組み合わせることで、むしろ独特なバランスを生み出した。

ジミンのステージファッションが海外メディアの注目を集めたのは、今回が初めてではない。去る6月、ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアム公演の際、英国ガーディアンはBTSの公演に星5つを授与し、ジミンについて直接言及した。公演が終わる頃には自分にも「推しメンバー」ができたと評価するほど、ステージ上のジミンの存在感は強烈だったという。

ビルボードもまた、同じロンドン公演においてジミンのヘアスタイルを強烈な視覚的要素として評価した。単に有名なアイドルの外見を消費するのではなく、公演全体の視覚的な叙事詩の中で、一メンバーのスタイルがいかに観客の記憶に残るかを指摘した点において意味がある。

パリ公演ではまた異なる雰囲気だった。ディオール・ハウスのアンバサダーであるジミンは、ジョナサン・アンダーソンがデザインしたカスタムディオールウェアをこなし、ラグジュアリーファッションの洗練された美学を披露した。光化門広場での完全体カムバックステージでは、ソン・ジオの鎧コンセプトの衣装をまとい、*韓服* [Hanbok] の流麗な線を現代的に変奏させ、「詩人」というイメージと結びついたスタイリングを見せた。同じ人物でありながら、ステージの性質によって全く異なる美学的言語を操っているのだ。

このため、今回のLA公演における「釣りベスト」は、むしろジミンのファッション・スペクトラムを示す事例として読み解ける。パリではディオールの構造的なシルエットを、光化門では韓国的な線と象徴を、ロンドンではヘアスタイルを、そしてLAでは日常的で無骨なアイテムを、自分なりの方法で変奏させた。

何よりLAタイムスのレビューは、ジミン個人のファッションを超えて、BTSの現在を見つめる視線までも内包していた。同メディアは今回の公演を、単なる人気グループのカムバックステージではなく、米国をはじめとするグローバル市場においてK-POPがいかに持続的な文化的影響力を維持しているかを測る試金石として評価した。BTSが兵役による空白期間を経て、再び世界的なポップアーティストとして戻ってきたという点に注目したのだ。

その中心にあるのが、正規6集「Arirang」だ。アルバムは韓国の伝統民謡「Arirang」の情緒と旋律の痕跡を、現代的なポップとヒップホップサウンドの中に配置し、「韓国から出発して世界へ向かう音楽」というBTSのアイデンティティを再び前面に押し出した。LAタイムスもまた、「Body to Body」のステージで*韓服* を着た女性たちのイメージが大スクリーンに登場した点や、メンバーたちが曲の間は主に韓国語でコミュニケーションを取りながら、歌では英語を使用する姿を併せて指摘した。

このような二面性は、BTSが世界的なポップスターへと成長する過程で継続的に直面してきた問いでもある。韓国語と英語、韓国的なアイデンティティとグローバルなポピュラーミュージックの間で、どちらか一方を放棄するのではなく、両方の要素を共存させる戦略だ。「Arirang」というタイトル自体が、その文化的な方向性を凝縮している。

LA公演でシュガが「LA、久しぶりですよね?」と韓国語で挨拶した場面も、同じ文脈で読み取れる。BTSは地域や言語によって音楽が区別されるのではなく、ありのままの姿で愛されることを望んできたメッセージを発信し続けており、今回の公演も韓国語と英語が自然に共存するステージとして構成された。

BTSの米国における影響力は、公演会場内だけに留まらなかった。LAではコンサートの期間に合わせて「BTS Week」が進行され、コリアタウンをはじめとする地域の商業圏や文化空間にもファンが詰めかけた。世界的なポップスターの公演が、単なる音楽イベントを超えて、食や観光、ファッション、そして地域経済を動かす文化現象へと拡張されたのだ。

今回のLA公演は、BTSにとっても象徴的な意味が大きかった。2021年に同じSoFiスタジアムで公演して以来、約5年ぶりの復帰ステージであり、今回は9月1・2日と5・6日の計4回の公演をすべて完売させた。北米ツアー全体では12都市31公演に約192万人が詰めかけ、LAの4公演には28万2000人以上の観客が集結した。

特にBTSは、今回の公演によってSoFiスタジアムでの通算8回目のステージに立ち、単一グループとして最多公演記録を樹立した。累計観客数も約49万6000人に達した。2021年の記録的な人気を再現するとどまらず、兵役後も同一の都市でより大きな文化的波及力を生み出した点は特筆に値する。

結局、LAタイムスが語った「おじいちゃんの釣りベスト」は、ジミンに対する嘲笑混じりのあだ名ではなく、むしろ画一的なアイドルのファッションから脱却した自由を説明する、最も機知に富んだ表現に近い。完璧に計算された衣装よりも、時には予想外の組み合わせがより強烈なイメージを作るという事実を、ジミンが証明したのだ。

BTSが「Arirang」を通じて音楽的に韓国と世界の境界を壊している間、ジミンはファッションにおいても同じ作業を遂行している。ディオールの高級なオートクチュールから、光化門の韓国的なシルエット、ロンドンの長髪スタイル、そしてLAの「おじいちゃんの釣りベスト」まで、異なる美学を自分のものとして消化する能力。今、ジミンのファッションにおいて最も目を引くのは、何を着ているかよりも、何を着ても自分らしいスタイルに見せてしまう点である。

執筆 オ・ソユン(오서윤)記者 · Mediafine 編集部 · 韓国語の原文を翻訳した記事です。 · 韓国語の原文 ↗
シェア Facebook X Email

関連記事