タブロ「寝ないことが勤勉さだった」不眠症の根源は幼少期の価値観
エピック・ハイのタブロが、長年続く不眠症の背景にある「睡眠不足=勤勉」という幼少期からの価値観を告白。音楽制作への没頭による現状も明かしました。
エピック・ハイのタブロが、長年自分を苦しめてきた睡眠の問題を打ち明け、幼少期から固着した「睡眠不足=勤勉」という認識が不眠症の一因になったと振り返った。

タブロは先日8日、自身のYouTubeチャンネルで公開した動画の中で「ここ一ヶ月ほど不眠症が再びやってきた」とし、現在は睡眠衛生が非常に悪い状態であることを明らかにした。単に最近のコンディションが悪化したのではなく、長年繰り返されてきた問題であると説明した。
彼は「睡眠というものと仲良くできたことは一度もない」と語り、常に睡眠に問題を抱えてきたという。特に彼自身の表現を借りれば、医師からも睡眠に問題があるとの診断を受けている状態であり、不眠症は最近突然現れた現象ではなく、幼少期から継続している問題なのだと説明した。
タブロが注目したのは、成長過程で形成された睡眠に対する価値観だ。彼は幼少期、夜を徹して過ごすことを両親がかえって褒めてくれたと回想した。遅くまで眠らないという事実が、そのまま一生懸命勉強したという意味として受け入れられ、睡眠を削る行為が努力と成就の尺度であるかのように認識されていたという。
学校でも状況は大きく変わらなかった。タブロは友人たちと「2〜3時間しか寝ていないというバトルをした」と明かし、それを一種の「フレックス(誇示)」のように捉えていたと打ち明けた。今現在の視点で見れば、睡眠不足を自慢の種にしていたことになる。
彼がより深刻に振り返った部分は、疲労そのものを努力の証拠として受け入れていた点だ。日中に疲れていなければ、前日に十分に努力しなかったと考えてしまい、そのために自分をさらに強く追い込んでいたと語った。睡眠を回復すべき生理的な必要性が、むしろ自己管理の失敗へと逆転してしまったのだ。
このような認識は学生時代だけに留まらなかった。スタンフォード大学で学び、執筆活動を始めてからも、タブロの生活様式は容易には変わらなかった。彼は多くの本を読み、著名な作家たちの生き方に触れてきたが、その多くが深夜まで作業していたという事実を見て「基本的にはみんなヴァンパイアだ。誰も寝ない」と冗談を飛ばした。
問題は、タブロにとって徹夜が単なる生活習慣を超え、クリエイターとしてのアイデンティティと結びついてしまったことにある。実際に最近、不眠症が再び悪化したきっかけとして、彼はエピック・ハイの音楽制作を挙げた。メンバーのトゥーカットと楽曲制作の対決を始めてから作業に深く没頭するようになり、睡眠時間が急激に減少し、平均して一日4時間程度しか眠れていないと明かした。
曲を作る過程で、頭の中の音楽が眠った後も続き続ける状況についても言及した。明け方に目が覚めると、歌詞に問題がないか再び考え直し、実際に深夜の時間帯に最近発表した楽曲の歌詞を修正することも繰り返したという。創作への没頭が生産性を高めると同時に、休息の境界線を壊してしまうという逆説的な状況だ。
過去には病院で脳波検査を受けた経験も明かした。当時、医師から状態が良くないとの説明を受け、薬物治療を通じて一定期間は効果があったものの、日中に頭がぼんやりする感覚があり、不便を感じることもあったと伝えた。
タブロが今回の告白で意味深く指摘したのは、「どれだけ少なく寝るか」ではなく、睡眠に対する自身の古い態度だった。徹夜を勤勉さの証拠に、疲労を努力の副産物に、休息を怠惰として解釈してきた習慣が、長い間自身の生活を支配してきたというのだ。
2003年にエピック・ハイとしてデビューしたタブロは、「Fly」、「Love Love Love」、「One」などで韓国ヒップホップの普及に貢献したラッパーであり、作詞家・プロデューサーとしても活動してきた。音楽的な成就の多くが執拗な創作と没頭から来ているという点で、彼にとって「仕事を止めて眠ること」は、単なる休息以上の意味を持ち得ざるを得ない。
だからといって、睡眠不足をクリエイターの宿命として受け入れることはできない。タブロ自身も今回の動画を通じて、かつて自分が当然だと思っていた生活様式を改めて見つめ直し、「睡眠が一番重要だ」とし、運動と同じくらい、あるいはそれ以上に重要になり得ると強調した。
結局、タブロの不眠症の告白は、有名人の健康問題を超えて、ある世代が共有してきた「成功の文法」を振り返らせる。より長く起き続け、より少なく寝て、より多く耐え忍ぶ人が勤勉な人であるという信念は、学業や職業の現場で長い間、美徳のように消費されてきた。
しかし、タブロが今直面している現実はその反対側にある。睡眠を削る能力が成就の証拠ではなく、人生のバランスを崩す信号になり得るという事実だ。長い間「夜を明かす人」であったクリエイターが、今になって睡眠の価値を再び学びつつあるという点で、彼の告白は意外にも重い余韻を残している。