離婚専門弁護士のヤン・ナレ、結婚の条件は「夫のプライバシー保護」
離婚専門弁護士のヤン・ナレが、結婚後も夫の素性を明かさない理由を告白。「国家情報院の要員説」が出るほど謎に包まれた夫の、内向的な性格と結婚時の条件とは。
離婚専門弁護士のヤン・ナレが、結婚後も夫の素性を徹底的に公開しない理由を自ら明かした。オンライン上で「国家情報院の要員説」が出るほどベールに包まれている夫は、実は有名になることを極端に嫌う内向的な性格の持ち主であり、結婚当時から自身の身元やプライバシーを公開しないことを条件に掲げていたという。

ヤンは、去る13日に結婚式を挙げた後も、夫の顔や具体的な身元情報を公開していない。このため、芸能界では夫を巡る好奇心がむしろ高まっているが、ヤンは夫の意思を尊重し、公の場での言及を最大限に控えていると明かした。
16日、YouTubeチャンネル「VIVO TV」には、「離婚専門弁護士のヤン・ナレが夫を絶対に離さない集まりがここだ?」というタイトルの動画が公開された。
この日の放送でキム・スクは、ヤンの結婚のニュースについて「番組で会うたびに『私は結婚できないと思う。どんな男性に出会うか分からないし』と言っていたのに、結婚したのね」と、冗談交じりに裏切られたような気持ちを露わにした。
ヤンは「それでも、行くべきところは行かなければならなかった」と笑った後、「仕事を通じて得たデータベースをもとに、選びに選んで慎重に決定した」と語った。
離婚専門弁護士という職業柄、数多くの夫婦の葛藤や破局を間近で見守ってきた彼女が、結婚という選択の前ではむしろより慎重であったという意味だと解釈できる。他人の結婚生活を法律的な観点から分析してきた人物が、自身の結婚を決定する過程でどのような基準を立てたのかが、自然と関心を集める場面となった。
キム・スクはすぐに夫の正体に対する好奇心を示した。彼女は「どんな方と結婚したのか、とても気になる」とし、「夫をあまりに隠すので、国家情報院の要員説まであったわ」と語った。続けて「夫をなぜこんなに隠すの? 本当に夫はいるの? AIじゃないの?」と冗談を飛ばし、笑いを誘った。
これに対し、ヤンは夫を公開しない理由が、単なる放送戦略や神秘主義ではないと説明した。
彼女は「結婚する際、結婚条件の一つだった」とし、「夫は非常に内向型だ。本人の話をたくさんしたり、本人が露出されたりすると、恥ずかしすぎて生きていけなくなるだろうと言っていた」と語った。
続けて「本人については、わざわざどこかへ行って話さないでほしいと言われた」とし、夫が望まない形で大衆に露出されることを避けていると明かした。
有名人と結婚したという理由だけで、配偶者までもが大衆の関心を受けなければならないわけではないという点で、ヤンの説明は、近年の芸能人の家族のプライバシー保護という問題とも通じている。特に夫が非芸能人であり、公の活動を望んでいない場合、本人の同意なしに顔や職業、生活環境などが知られることは、当事者にとって相当な負担になり得る。
ヤンも夫のこのような傾向を知った上で結婚を決めたため、公的な露出よりもプライバシーの保護を選択したようだ。夫の素性を巡る好奇心よりも、当事者の意思を優先した形だ。
二人が親しい知人に結婚の事実を伝えた際にも、似たような反応があったという。ヤンは「親しい知人たちは私と結婚することを知っているので、『大変じゃないの?』とずっと心配してくれる」と伝えた。
その理由については、「私が離婚専門弁護士だから、『骨も残らないんじゃないの?』という話を聞くのが少し嫌なようだ」と付け加えた。
職業とプライバシーを巡るこのような冗談は、ヤンの大衆的なイメージとも繋がっている。彼女は各種番組やオンラインコンテンツで、離婚や夫婦の葛藤を法律的な観点から説明することで名を上げた。特にJTBC「Divorce Camp」などを通じて、実際の夫婦の葛藤を分析する姿が知られるようになり、「離婚専門弁護士」という職業的なイメージが大衆に強く刻み込まれた。
そのため、配偶者の立場としては、自身の結婚生活が周囲の人々の冗談や評価の対象になる状況自体が負担になり得る。ヤンが伝えた夫の反応も、このような大衆的なイメージと無関係ではないようだ。
ヤンは、自分が結婚を決意した決定的な理由として「対話」を挙げた。彼女は「会話がよく通じる」とし、「夫婦になるためには、お互いに言いたいことをすべて言うことが重要だと考えている」と明かした。
ただし、彼女の言う「言いたいことをすべて言う」とは、感情が激昂した状態で相手にすべての言葉をぶちまけることとは違っていた。
ヤンは「言いたいことをすべて言うとき、私たちは普通、感情的なものまでぶちまけてしまうと考えがちだが、そうではなく、お互いに感情を害さないように言いたいことを上手く伝え、誤解が溜まらないようにすることだ」と説明した。
このような結婚観は、離婚専門弁護士として数多くの夫婦の葛藤を見守ってきた経験とも一定部分重なる。夫婦間の葛藤は、必ずしも大きな事件から始まるのではなく、些細な誤解や感情の蓄積、対話の断絶が長期化することで、関係の亀裂へと繋がる場合が多い。ヤンは自身の結婚においては、その反対側にある「対話の継続」を重要な原則としたのだ。
実際、二人は喧嘩した後も葛藤を長期化させないという。ヤンは「喧嘩した後、半日以上経ったことはないと思う」と語った。
ただし、夫はヤンに対して「後腐れが長い」と評価しているという。ヤンは「すべて解決したのに、『この前あんな風に言われたのが少し悲しかった。これからは気をつけるね』と言われると、記憶力が良すぎるのではないかと言われることもある」と話し、笑いを誘った。
葛藤を早く封じ込めることと、葛藤の痕跡まで完全に消し去ることは別問題であることも示されている。ヤンは、すでに解決した問題であっても、相手が言った言葉や当時の感情を覚えておき、次は同じことが繰り返されないように指摘するタイプなのだ。彼女の表現を借りれば、「後腐れ」というよりは、関係の学習に近い態度だ。
数多くの離婚事件を扱う弁護士にとって、結婚は単なるロマンチックな結合だけでは説明しがたい選択かもしれない。異なる二人が生活共同体を形成することで、価値観や感情、経済的問題、家族関係など、多様な変数を調整しなければならないからだ。
その点で、ヤンが明かした結婚条件と選択の基準は、意外にも現実的だった。夫のプライバシーを保護し、お互いの言葉を感情的に傷つけない方法で交わし、葛藤を長期化させないこと。華やかな結婚式や配偶者の有名税よりも、長期的な関係を維持するための生活の原則を優先した。
去る13日に結婚式を挙げ、新たな出発を告げたヤンは、今や法廷で他人の離婚を扱うと同時に、自身の結婚生活を築いていく立場に立った。ただし、夫の顔と素性だけは公開しないという原則は揺るぎない。
結婚は公に祝福されることもあるが、結婚した二人のすべてのプライバシーまでもが大衆の所有物になるわけではない。ヤンが夫を「隠し続ける」理由は、特別な秘密があるからではなく、結婚という関係の中で合意した、一人の人間のプライバシー保護の原則を守るためだという説明だ。