キム・ミンジョン、光復節に『ミスター・シャイン』のイ・ヤンファを回想「似たかった彼女」
女優キム・ミンジョンが光復節に、ドラマ『ミスター・シャイン』のクド・ヒナ(イ・ヤンファ)の写真を公開。「似たかった」と語る彼女の想いと、キャラクターが背負った歴史的メッセージを紐解きます。
女優キム・ミンジョンが光復節を迎え、自身の代表作における登場人物を再び呼び起こした。2018年のtvNドラマ『ミスター・シャイン』で演じたクド・ヒナ、朝鮮時代の名前であるイ・ヤンファの姿を公開し、光復の意味を改めて噛み締めた。

キム・ミンジョンは最近、自身のSNSに過去の撮影当時の写真を数枚掲載した。彼女は「この時期になると必ず思い浮かぶイ・ヤンファ。演じながらも似たかった彼女。大韓民国万歳」という言葉を添えた。
写真の中でキム・ミンジョンは、黒い着物と伝統的な髪飾りを身にまとい、カメラを見つめている。華やかに飾られた外見とは裏腹に、その表情には容易には読み取れない緊張感と決意が宿っている。単なる時代劇のキャラクター写真というよりは、激動の時代を耐え抜く人物の肖像を連想させる。
別の写真では、花柄の衣装と装身具を身につけ、テーブルの前に座ってグラスをかき混ぜる姿が収められている。ブラウン系の衣装にウェーブヘアとドロップイヤリングを合わせたシーンでは蠱惑的な雰囲気を、ワイン色の帽子とベール、ファーの装飾を纏ったシーンでは冷徹で優雅なカリスマ性を披露した。
特に最後の写真は強烈だ。レース装飾の衣装に広いつばの帽子、網手袋を着用したキム・ミンジョンが、柱の後ろから拳銃を構えている。華やかさで包まれた時代の表面下に隠された暴力と抵抗を、一枚のカットに凝縮したかのようだ。

キム・ミンジョンが再び呼び出したイ・ヤンファは、単に時代劇の美しさを担ったキャラクターではない。
『ミスター・シャイン』において、クド・ヒナは日本人の夫から受け継いだ名前を使用しているが、本来の朝鮮人としての名前はイ・ヤンファである。親日活動に奔走した父とは正反対の選択をし、自分が属する時代と祖国の悲劇から目を背けない人物だ。
ゆえに、イ・ヤンファの物語は単純な善悪の構図を超えている。彼女は親日派の家系に生まれたという運命と、自らが選択する人生の間で絶えず葛藤する。血統や出自が人間の道徳的な座標を決めるのではなく、結局のところ何を成し遂げ、どのような行動をとるかが人間を定義するというメッセージを内包しているのだ。
キム・ミンジョンが光復節に「似たかった彼女」と表現したことも、こうした文脈においてより深い意味を持つ。イ・ヤンファは完璧な英雄というよりは、時代の矛盾を全身で受け止めながらも、最後の瞬間まで自らの選択を放棄しない人物である。

特に、最近の芸能界において家族の歴史や親日行為を巡る論争が相次ぐ状況下で、キム・ミンジョンの投稿はより妙な響きを持って届く。もちろん、二つの事案に直接的な関連はないが、「歴史的な過去をどのように記憶し、それを現在の態度へとどのように繋げていくべきか」という問いにおいては、接点がある。
『ミスター・シャイン』が扱ったものも、結局はその問題であった。歴史とは過去に終わった出来事ではなく、現在の私たちがどのような選択をするのかを絶えず問い続ける記憶なのだ。
2018年に放送された『ミスター・シャイン』は、辛未洋乱(シンミヤンヨ)の際に朝鮮を去った少年ユジン・チョイが、後に米軍将校となって朝鮮に戻り、激変する時代を生きる人々に出会う物語を描いた。キム・ミンジョンはホテル・グロリーの社長クド・ヒナ役を演じ、冷徹さと官能美、そして悲劇的な内面を同時に表現し、強い印象を残した。
1982年生まれで今年44歳となったキム・ミンジョンは、子役としてデビューし、長い年月をかけて演技活動を続けてきた。そして『ミスター・シャイン』のイ・ヤンファは、彼女のフィルモグラフィにおいて単なる一作品のキャラクターを超え、俳優自身が時が流れても再び振り返りたい人物として残った。

光復節のたびに思い浮かぶイ・ヤンファ。
キム・ミンジョンの今回の追憶は、過去の人気ドラマを振り返るだけに留まらない。8年が経過した今でも、ある時代の人物が俳優と視聴者の記憶の中で生き続けているという事実、そしてその人物が投げかけた問いが、今なお現在進行形であるという点において意味がある。
「大韓民国万歳」。
短い一言の後、キム・ミンジョンは自身が最も長く記憶したいキャラクターの一人を、再び呼び起こした。
