女優オ・ハヨン、曾祖父の親日疑惑とコジョン毒殺説を巡り波紋
女優オ・ハヨンが明かした「4代続く医師家系」の家族史から、曾祖父の親日疑惑やコジョン毒殺説が再燃。Netflixコンテンツの公開遅延も重なり、注目を集めています。
女優オ・ハヨンが「4代続く医師家系」という家族史を公開した後、曾祖父アン・サンホ氏を巡る親日行為の疑惑が浮上し、論争が広がっている。これにコジョン毒殺説までもが再燃し関心が高まる中、オ・ハヨンが出演中のNetflixシリーズのプロモーションコンテンツの続編が予定日に公開されず、その背景にも注目が集まっている。

オ・ハヨンは最近、複数の番組で4代続く医師家系であることを明かしてきた。特に、曾祖父が漢陽で洋医院を開院した初期の医師の一人であり、コジョンを診療したという家族史を紹介したことで話題を集めた。
その後、オンラインを中心に、オ・ハヨンが言及した曾祖父が近代医師のアン・サンホ氏と同一人物ではないかという推測が提起された。オ・ハヨンの所属事務所側は、アン・サンホ氏が曾祖父である事実は認めたものの、当時浮上した親日関連の主張については「事実無根」との立場を示した。
しかし、その後追加的な歴史記録が確認されると、所属事務所は立場を修正した。ビスターズエンターテイメントは11日、公式立場を通じて、アン・サンホ氏が1916年の大正親睦会評議員名簿に名を連ねていた記録が実際に存在することを確認したとし、十分な検証なしに「事実無根」と回答したことについて謝罪した。
論争の中心は、アン・サンホ氏の日本統治時代の足跡にある。アン・サンホ氏は日本で医学を学んだ後に帰国して医療活動を行い、コジョンの診療にも参加したことが知られている。
特に1918年、朝鮮総督府の機関紙である毎日新聞には、アン・サンホ氏の家庭生活を紹介する記事が掲載された。当該記事では、アン・サンホ氏が日本人と変わらない生活様式を強調し、日本式の衣食住や子女教育方式に従う姿が紹介された。当時、毎日新聞はこれを内鮮一体の模範的な事例として扱った。
また、アン・サンホ氏が大正親睦会の評議員名簿に含まれていた事実も確認され、親日行為を巡る論争が大きくなった。ただし、特定の団体の名簿に名前が載っているという事実だけで、個人の全足跡を断定したり、歴史的評価を一律に規定したりすることには慎重なアプローチが必要である。アン・サンホ氏は現在、民族問題研究所の親日人物事典に登載されている人物ではない。
コジョン毒殺説も同時に呼び起こされた。アン・サンホ氏は1919年にコジョンが突然倒れた際、診療過程に参加したことが知られており、その後のコジョンの死を巡る様々な疑惑の中で、毒殺に関与したという主張が提起されたことがある。しかし、アン・サンホ氏がコジョンの毒殺に直接関与したという主張は、歴史学界で確定した事実として認められているわけではない。
結局、今回の論争はオ・ハヨン個人の行為ではなく、家族史と歴史的人物を紹介する過程で始まった。オ・ハヨンが番組内で曾祖父の経歴を自身の家族史を説明する文脈で言及したため、本人の意図とは別に、曾祖父の歴史的な足跡までもが大衆の検証対象となった形だ。
論争の影響は、オ・ハヨンが出演中のNetflixコンテンツにも及んだ。当初10日に公開予定だったNetflix Korea公式YouTubeバラエティ「プロモーションしに来たのは確かだけど」の続編には、オ・ハヨンとチョン・ヘインが出演する予定だったが、予定された時点で動画が公開されなかった。
ただし、Netflix側は当該コンテンツが公開されなかった具体的な理由を公式に明らかにしていない。したがって、曾祖父の論争と動画公開の遅延の間に直接的な因果関係があると断定することは難しい。しかし、論争が拡散するタイミングとコンテンツの公開スケジュールが重なったことで、今後の公開の是非やNetflixの対応に注目が集まっている。
オ・ハヨンは2019年にKBS2ドラマ『ドクター・プリズナー』でデビューした後、『重症外傷センター』、『真教育』などに出演し、その名を知られた。現在はNetflixオリジナルシリーズ『こんなクソみたいな愛』に出演中だ。
今回の論争は、ある俳優の家族史を巡るハプニングを超え、日本統治時代の歴史的人物の足跡を今日どのような基準で見るべきか、そして芸能人が自身の家族史を大衆に紹介する際、歴史的事実に対する検証がいかに重要であるかを改めて示す事例となっている。