パク・ジニョンがパン・シヒョクを最初の社員に選んだ理由「私に媚びてこないから」
JYPエンターテインメントのパク・ジニョンが、HYBEのパン・シヒョク議長との意外な師弟関係を告白。独自の経営哲学と人材選びの基準を明かしました。
歌手兼音楽プロデューサーのパク・ジニョンが、HYBEの議長であるパン・シヒョクとの特別な縁に言及し、自身独自の経営哲学を明かした。数多くのアーティストを誕生させた二人が、かつては「代表と社員」の関係から始まったという事実が改めて注目を集めている。

去る8月1日に放送されたMBCのバラエティ番組『全知的おせっかい視点』409回では、JYPエンターテインメントのトップであるパク・ジニョンの日常が公開された。この日の放送で、パク・ジニョンは会社のメンバーと食事をしながら、組織文化と人材を見る自身の基準について語った。
特に彼は「私が最初に採用した社員がパン・シヒョクだ」と過去を回想した。現在はグローバル・エンターテインメント企業HYBEを率いるパン・シヒョク議長だが、かつてはパク・ジニョンと共に音楽を作っていた同僚であり、社員であった。
パク・ジニョンは、パン・シヒョクを選んだ理由として意外な点を挙げた。彼は「私に良く見られようとしなかったので楽だった」とし、「目の前にいる人が自然体であってこそ、私も楽だ。私に媚びてこようとすると、その時から居心地が悪くなる」と語った。
これは単なる個人的な好みの問題ではなく、パク・ジニョンが重要視する組織文化に通じるものだった。彼は、上司に合わせるために自分の意見を隠す人よりも、自身の考えと個性を持ち合わせている人の方が、より良い結果を生み出すと強調した。
パク・ジニョンは社員たちに対しても「仕事が難しくて大変なのは、大変であるべきだ」と助言した。仕事を学ぶ過程で経験する試行錯誤や努力は当然のことだが、上司の顔色を伺って不必要な緊張をすることは避けるべきだという説明だ。
彼は「仕事を始めてばかりで未熟なのは仕方がない。細かくミスをしない方法については、私が教えなければならないので、絶えず伝えていく。それは大変なことだ」とし、「しかし、私の機嫌を伺うことで疲弊するのは違う。それは本当にすべきではないことだ」と述べた。
パク・ジニョンの発言は、単なる会社運営の話を超え、クリエイターと組織構成員の間の関係に対する彼の哲学を示している。音楽産業は個人の創造性と個性が重要な分野であるだけに、盲目的な服従よりも、異なる考えを自由に分かち合える環境が必要だということだ。
実際にパン・シヒョクはパク・ジニョンの下でプロデューサーとして活動し、音楽的才能を磨いた。その後、独立してHYBEを設立し、世界的なK-POP企業へと成長させた。二人は現在、異なる道を歩んでいるが、韓国の大衆音楽産業の流れを変えた代表的なクリエイターであるという共通点を持っている。
パク・ジニョンがかつてパン・シヒョクを選んだ理由は、結局のところ「能力」よりも先に「態度」であった。自分に媚びる人ではなく、正直に自分の役割を遂行する人を信じたという彼の哲学は、今日、グローバル・エンターテインメント産業を牽引する二人の巨人の出発点を改めて照らし出している。